ワーケーションをしてみたいと思っても、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。ワーケーションの費用は、ホテルのグレードや現地で何を食べるのかにも大きく左右されます。
私は1回のワーケーションで1週間程度ホテルに滞在することが多いです。大体予算は全てコミコミで10万円前後で収まるようにしてきましたが、最近の物価高を考慮すると1週間で15万弱が妥当な金額だと思います。
今回は、直近の旅行で実際にかかった費用と、費用を節約するためのポイントなどを解説していきたいと思います。
1週間のワーケーションで実際にかかった費用:10万
京都の場合(仙台発、2023/5/21-28 7泊8日)
- 交通費:21980円
- 飛行機:17730円
- 現地の交通費:4250円
- ホテル:34693円(1泊あたり:4956円)
- 食費:28598円
- その他:12824円
合計:98095円
1日あたりの出費(京都までの往復の交通費を含めない):10045円
仙台から京都は、Peachで関西国際空港まで行き、その後電車で向かいました(今考えると関空から京都まで行くのに2時間くらいかかったので、多少高くても伊丹空港行きの飛行機にすればよかったです)。
ホテルがBooking.comのセールで安めに取れたのがラッキーでした。その他は雑費や着物レンタルにかかった費用。
名古屋・岐阜の場合(仙台発、2023/6/16-26 8泊11日)
- 交通費
- フェリー:10600円
- 現地の交通費:7930円
- ホテル・旅館:42662円(1泊あたり:5332円)
- 食費:30633円
- その他:6020円
合計:97845円
1日あたりの出費(名古屋までの往復の交通費を含めない):7931円
太平洋フェリーの早割を使って、仙台港から名古屋港まで片道5300円で行けたので、往復の交通費はかなり安く済みました。
名古屋で滞在したビジネスホテルはこちらもBooking.comのセールで1泊4000円ほど。その代わり岐阜の下呂で泊まった旅館は少しランクをあげました。
名古屋から下呂に行く時に行きは特急を使ったので、現地の交通費が少し高くなっています。
費用の内訳と節約のポイント
宿泊費
宿泊費はなるべく平均1泊5000円程度に収まるようにしていますが、昨今の物価高やインバウンド需要の回復で宿泊費が値上がりしてきてるので厳しくなってきました。
現在だとビジネスホテルは安くても7000円台が普通ですね。コロナ下では1泊5000円以下のビジネスホテルたくさんあったのに。
節約のポイント
- 繁忙期を避ける、平日を狙う
- 早期割引予約
- 宿泊サイトのセールを定期的にチェック、会員特典を活用
それでも、今のところなんとか平均1泊5000円に収められています。安く収めるポイントとしていくつか工夫していることがあります。
繁忙期を避け、平日に旅程を組む
1つ目は、旅行に行く時期はGWやお盆、年末年始を基本避けます。また、私の仕事は土日休みですが、旅行の日程をホテルの値段が下がる平日メインで組むようにしています。
平日に旅行しても観光する時間が取れないじゃん!と思われる方もいると思いますが、旅行の合間に半休を取ったり、お休みをもらったりして観光する時間を作っています。
また、仕事が始まる前の朝や、就業後の夜の時間に出かけたりするなど、時間を有効活用しています。
Booking.comのセールや会員特典を活用
宿泊費を節約するポイント2つ目は早期割引やセールを狙うこと。私はBooking.comか楽天で宿泊場所を探すことが多いです。
Booking.comでは定期的にセールもやっているので、セールで大幅に割引されていることも。また、Booking.comのGeniusレベル3なので、会員特典として最大20パーセント割引の特典を受けれることもあります。
食費
節約のポイント
- メリハリをつける
- ホテルで自炊する
- スーパーで食料調達する
食費は日によって変動しますが、大体1日3000から5000円程度で収まるようにやりくりしています。
メリハリをつけて調整
一番のポイントはメリハリをつけること。毎食外食しているとみるみるうちにお金がなくなってしまうので、
- 夜に飲みに行くなら、朝と昼は軽めにする
- 一人で外食するなら、ランチを豪華にする
- テイクアウトをしたり、レトルト食品を活用してホテルで自炊する
など工夫して、トータルで1日の予算に収まるように工夫しています。
一人で外食するなら、ランチで良いものを食べるのがおすすめです。ランチの時間帯なら一人でも入りやすいお店も多いし、夜より単価が低いので満足度が高いことが多いです。
スーパーを活用して、ホテルで自炊することもあります。コンビニやテイクアウトも毎食続くと飽きたり、意外とそんなに安くなかったりします。そんな時はスーパーでパックごはんやレトルト食品、インスタント味噌汁などを買ってきてプチ自炊すれば、立派な定食の完成。
また、コンビニでコーヒーを毎回買っていると一回で100円かかってしまいますが、何袋かセットになっているドリップコーヒーを買ってくれば、毎回コンビニでコーヒーを買うよりも安く済みますよね。
スーパーにはその土地にしか売っていない地域限定の食品もあったりするので、見て回るのも楽しいです。
交通費
節約のポイント
- LCC、高速バス、フェリーを活用
- 移動時間を楽しむ
- ただし時間をお金で買うことも必要
安い交通手段を使い、移動時間も楽しむ
交通費を安く済ませたい場合、飛行機ならLCC、高速バスやフェリーを活用することでしょう。移動時間が長くかかってしまいますが、新幹線や特急列車に比べ、その分ぐんっと値段が下がります。
乗り物に乗っている時間をただの移動時間として捉えるのではなく、移動時間も旅の一部と思い、そのゆったりとした時間の流れを楽しめると、長時間の移動でも退屈しません。
この間名古屋へ行く時に乗ったフェリーでは片道22時間の長旅で、ネットもほぼ繋がりませんでした。その間は、ぼーっと海を眺めたり、ダウンロードしておいたアニメを一気見したり、ゆっくり読書に没頭することができて、とても充実した時間が過ごせました。
ただし、時には時間をお金で買う判断も必要だと思います。時間を有効に使うために、新幹線や特急を利用することもあります。
1週間のワーケーション費用は15万くらいが妥当?
これまで私は色々工夫を凝らして1週間10万以内に収めてきましたが、最近ホテルが値上がりしていることも考えると、1週間の滞在にかかる費用はざっと15万くらいが妥当かなと思っています。
- 宿泊費:1泊7000~10000円 × 7泊 = 70000円(1泊10000円で見積もった場合)
- 食費:1日3000〜5000円 × 8日 = 40000円(1日5000円で見積もった場合)
- 交通費:30000円
で14万ですね。
ホテルのランクを下げたり、食費を抑えれるところで節約したりすれば、もう少し安く済ますことも可能だと思います。
ケチケチしすぎはストレスも溜まるし、せっかく旅行に行っているのにもったいない。大切なのは使うところと抑えるところのメリハリです。
旅の家計簿アプリを活用してみよう
昔は予算を設定していても、旅行しているとどんぶり勘定になってしまって、つい予算オーバーしてしまうことが多かったです。そのため、最近は旅行の最中に「TrabeePocket」というアプリで出費を記録するようになりました。
TrabeePocketは旅行に特化した家計簿アプリで、1日の出費(宿泊費・食費・交通費など)を細かく項目を設定して記録することができます。出費の種類をカードと現金で区別できるのも便利。
このアプリを利用し始めてから、「今日は使いすぎたから明日ちょっと節約しよう」「全体的に食費に使いすぎているな」と旅の支出を把握できるようになったので、予算内でやりくりできるようになりました。
ワーケーションは普通の旅行よりも長期の日程になることが多いので、日々の出費を把握し、節約できるところと贅沢するところのメリハリをつけることが大事だと思います。
今回紹介した節約のポイントを意識して、今後のワーケーションに活かしてみてください。