ワーケーションで実際どんな過ごし方をするのか、普通の旅行と何が違っているのか、疑問に持つ方もいるかもしれません。
ワーケーションとは、「work(働く)」と「vacation(休暇)」を組み合わせた言葉で、休暇を取りながら旅先で働くライフスタイルを意味します。コロナでリモートワークを取り入れる企業が増えたため、このような新しい働き方も実現しやすくなりました。
私が勤めている会社は、以前は毎日出社する規則でしたが、コロナをきっかけにフルリモートになりました。フルリモートになったことで、場所を選ばず仕事をできるようになり、以前よりも長期で旅行に行くことが可能になりました。
私の場合、1回のワーケーションで大体1週間から10日程度滞在することが多いです。ワーケーションでどのように1日を過ごしているのか、これまで実際にワーケーションをしてみて気づいたことをまとめてみました。
私の仕事について
- 職業はWEBエンジニア
- 会社員
- 勤務時間は10時〜19時の固定(フレックスではない)
- フルリモート
- 土日祝が休み
仕事は会社員で、WEBエンジニアをしています。
フレックスタイム制を導入している企業に転職したり、独立してフリーランスになったりしたら、もっと旅行のスケジュールを柔軟に調整できるかもとも思っているのですが、今の仕事内容にやりがいを感じているので、今は転職や独立は考えていません。
ワーケーションの1日の過ごし方
6:00 起床、ベッドでごろごろ
7:00-10:00 自由時間(散歩、モーニング、観光)
10:00-13:00 仕事
13:00-14:00 お昼休み(外でランチ)
14:00-19:00 仕事
19:00-23:00 自由時間(飲みに行く、散歩、カフェ、ホテルでごろごろ)
24:00 就寝
仕事がある日は、仕事が始まる前の朝・昼休み・終業後の夜が自由時間。
勤務開始時間が10時と遅めなので、朝に散歩をしたり、喫茶店にモーニングを食べに行ったり、寺社巡りをしたりすることも。朝のお寺や神社は人がいなくて、ゆっくりした時間を過ごせるのでおすすめです。
昼休みは外でランチすることが多く、なるべくご当地のものをいただきます。
夜はホテルでゆっくり過ごすこともあれば、現地に知り合いがいる場合は一緒に飲みに行ったり。アクティブな気分な時は夜カフェや散歩などをして過ごすことが多いです。
実際にワーケーションをしてみて感じたこと
気分転換になる
ワーケーションと聞くと、せっかく旅行に行くのに仕事するの?と思われる方もいるかもしれません。
でも、実際やってみると、過ごし方はいつもと同じでも、過ごす環境を変えるだけで、いつもとは違う新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができます。
生活するのに必要最低限のものだけが揃った、ホテルのミニマムな環境では、余計なものが目に入らないので仕事により一層集中できます。
また、私は今は実家を拠点としているのですが、いつも家に人がいる日常に時々ストレスを感じてしまいます。ワーケーションで物理的に一人になれる時間を作ることが、気分転換になっているなぁと感じています。
仕事と休みの境界が、良い意味で曖昧になる
ワーケーションをしてみると、良い意味で仕事の日と休みの日の区別が曖昧になります。
前までは、平日は「仕事の日」という捉え方をしていて、仕事以外の時間をうまく使えていませんでした。土日が来るのが待ち遠しく、平日5日間働くのがしんどく感じる時もありました。
でも、旅行をしながら仕事をするようになってから、「工夫次第で平日でも好きなことができるんだ!」という気づきが得られました。仕事をする時間とそれ以外の自由時間。1日の時間の使い方にメリハリができて、平日でも「今日は充実していたなぁ」と感じる日が増えました。
長期滞在することで初めて見えてくるもの
ワーケーションをする前までは、旅行に行ったら観光して、ご当地のものを食べて、という旅行スタイルでしたが、国内の色々な場所を巡るうちに、その土地の人がどのように暮らしているのかに興味を持つようになりました。
同じ場所に長く拠点を置いてみると、日々小さな発見があり面白いです。
駅までの道のりを昨日とは違う道を通ってみたり、地元のスーパーを物色してみたり、お店の人と方言が混じった会話を交わしたり。同じ日本という土地でありながら、地域によって色があり、自分が生まれた国なのに全然知らないことばかりだなぁと実感します。
2〜3日の旅行では、その土地のことが全然わからないまま終わってしまいますよね。
ここ数年で国内で色んな場所を回って、自分が好きな土地がだんだんわかってきました。これからは1ヶ月単位での長期滞在や、二拠点生活もしてみたいなぁと思っています。