時間はあるけれど、何もやる気が出ない。そんな風に感じることがあり、結局何をしていいか分からず、ダラダラとスマホを見て過ごしてしまうことがありました。そういう日は、結局今日は何もしなかったなぁと不完全燃焼に終わることが多いです。
これまで自分の心の状態と向き合い、なぜ何もしたくないと感じるのか、そのような時にどのように過ごせば心地よいのか、最近ようやく自分のパターンが分かってきました。
時間はあるのに、何もしたくないと感じるのはなぜ?
私の場合、何もしたくないと感じる時は、大きく分けて次の3つの状態に陥っていることが多いです。
- 何かをするためのエネルギーが足りていない
- やろうとしようとしていることがインプットばかりに偏っている
- 頭ばかり使っている
何かをするためのエネルギーが足りていないから
まず一つ目は、何かをするためのエネルギーがそもそも足りていなくて、休むことを必要としている時。
人と会う予定が続いた後、人の多い場所に行った後、仕事の疲れが取れていない時など、エネルギーをリミットを超えて消費してしまい、何かできるほどの気力が残っていない時に、何もしたくないと感じてしまいます。
こういう時は潔く休むことが必要で、何をするか、よりも何をしないかが大事です。
家事は極力しない、ご飯はお惣菜を買ってきたりレトルト食品で済ませてしまう、人と会う予定を入れない、連絡が来ても無理に返さない、など。
心の余白を作るために、何もしない時間があってもいいことを自分に許しましょう。「今日は何もしない!」と決めて、好きなことをする、それが回復への一番の近道です。
おすすめの過ごし方
寝る。ぼーっとする。だらだらする。
やろうとしようとしていることがインプットばかりに偏っているから
そんなに疲れてはいないけれど、いざ何かをしようとすると何もしたくないなぁと思うこともあります。
もしかしたら、それはやろうとしていることがインプットに偏っているからかもしれません。
以前の私の趣味は、読書・映画・ドラマ・アニメ・音楽といったようにインドアかつ受動的な活動に偏っていて、それでも昔は一日中動画を見続けたりすることが平気だったのですが、最近はそれができなくなりました。
ずーっとインプットしていると、頭が「これ以上情報を入れたくない!」という限界が来ます。こういう時は、手を動かして何かを作ったり、アウトプットの活動をすると、頭がリセットされるような気がします。
多分脳にも容量があって、情報をインプットできる量には限りがあるのではないかな、と思っています。アウトプットすることで頭が整理され、また新しくインプットできるようになる。このインプットとアウトプットのバランスが大事だと感じています。
おすすめの過ごし方
絵を描く。手芸。料理。パン作り。文章を書く。
頭ばかり使っているから
仕事の後に何もしたくないなぁと感じることがあります。頭を使った後で、何かに集中する気力は残っていないけれど、休むほど疲れていなくて、何をしていいか分からない状態。
こういう時は身体を動かすのががおすすめです。頭が疲れている状態なので、なるべく頭を使わない活動をするのが良いです。
平日仕事の後にウォーキングに行くようになってから、リモートワークの仕事モードと休みモードの気分の切り替えがうまくできるようになり、毎日心地よい疲れと共に一日を終えることができています。
運動はメンタルの面でも良い影響があり、精神の安定にも繋がります。
おすすめの過ごし方
散歩。ウォーキング。ジョギング。ジムやプールへ行く。
心の状態をパソコンに例えると分かりやすい
仕事柄、日常の出来事をプログラムや機械の仕組みに置き換えて考えてしまうのですが、何もしたくないと感じているこの三つの心の状態はパソコンに例えると分かりやすいかもしれません。
何かをするためのエネルギーが足りていないのは、バッテリー不足
バッテリー不足の場合は、パソコンを起動するための電力が足りていないので、充電しなければいけません。心や身体も一緒で、活動するためのエネルギーが足りていない時は、十分に休んで回復させてあげることが必要です。
インプットばかりに偏っているのは、容量不足
パソコンの容量不足は、メモリを追加したり、不要なデータを削除することで空き容量を増やすことができます。
人間の場合は、容量を新しく追加することは難しいので、アウトプットをして頭の中の情報を整理してあげることで、また新しい情報を取り込むことができるようになります。
頭ばかり使っているのは、CPUの使用率が高い状態
CPUの使用率が高い状態というのは、同時に色々なタスクを起動させすぎて、パソコン本体が熱くなっている状態。頭ばかり使って脳が疲弊している時は、一旦頭を休ませてあげることが必要です。こういう時は身体を動かす活動が最適。
何もしたくないなぁと感じた時は、自分が今どの状態にあるのか考えてみましょう。