July 23, 2023

ホテルで過ごす、一人の時間。

雨の沖縄、3日間ホテルから出ずに過ごした

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初めての沖縄は雨でした。

台風のシーズンが過ぎた10月に、ふと思い立って初めての沖縄へ。本当は地元の親友と二人での旅行になる予定だったのですが、友達と休みが合わず、結局一人で行くことになりました。

空港へ着くと生憎の雨。ホテルが最寄りの駅から少し歩く距離にあり、雨の中バックパックを背負って歩いて向かいました。いつもと歩くペースは変わらないはずなのに、ホテルまでの道のりがとても長く感じた15分。

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宿泊したホテル(HOTELANTEROOM NAHA)は「常に変化するアート&カルチャーの今」をコンセプトとしていて、ホテルのエントランスを抜けるとインスタレーションのような空間が訪れる人を迎えます。

一人だったけれど、せっかくだからとダブルルームより広いツインルームを予約していた私。部屋に入ると、ベッドが2台、ソファの向かいには壁に掛けられた大きなテレビ。そしてカーテンの向こうにはバルコニー。

カーテンを開けると、バルコニーの向かいには海が見える!

雨で気分が下がっていましたが、その広々とした空間に心が躍り、一瞬でこの部屋が気に入りました。

一人だけの空間で、ゆったりと流れる日常

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沖縄に着いたら国際通りの方へ行ってみようと思っていましたが、雨で外に出るのがなんだか億劫に。「今日はいいや」、今日1日は部屋でゆっくり過ごすことにしました。

部屋にはネスプレッソのコーヒーマシンが置いてあって、コーヒーを淹れて、バルコニーでゆっくり海を眺めながらぼーっとしたりして過ごしました。食事は外に買いに行くのが面倒臭くて、ホテルのルームサービスのようなもの(部屋でオーダーして、自分に取りに行くシステム)で済ませました。

部屋のテレビでNetflixが使えたので、たまたま見つけた「ヴァイオレットエヴァーガーデン」を見始めたら、ハマってしまって一気見。1日で7話くらい見進めたかな?「これは全部見なきゃダメだ」と思ったら、劇場版まであることを知り、次の日は急遽アニメ鑑賞をして過ごすことに決めました。

一人暮らしの休日を思い出した

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翌日は目が覚めたら雨は上がっていました。そして浴槽にお湯を張って朝風呂。お気に入りの入浴剤を入れて、スマホで音楽を流し、ゆったりとした朝を過ごしました。

お風呂を済ませて、少し近場で食糧調達した後は早速部屋に戻ってアニメ鑑賞。ひたすらずっとアニメを見たり、ごろごろして過ごし、夜はピザをとりました。

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なんだかこうやって好き放題だらだら過ごす日が本当に久しぶりで、一人暮らしをしていた時の休日を思い出しました。

以前東京で一人暮らしをしていた頃は、休日はほとんど外に出ずに、一日動画を見て過ごすことが多かったです。好きなお酒とおつまみをこしらえて、映画やアニメを観る時間が本当に好きだった。

でも、知らないうちに仕事や人間関係で色々ストレスが溜まっていたのか、一昨年体調を崩したのをきっかけに実家に戻ってきました。家族のありがたみを感じる一方で、常に家に人がいる環境にストレスを感じていたのかもしれません。こうやって一人になる時間が本当に久しぶりでした。

慣れない土地で、家事と仕事の両立は大変だったけれど、なんだかんだ一人暮らしは楽しかったなぁ。

20代最後の誕生日、初めてのホテルステイで自分と向き合った時間

沖縄のホテルステイから半年ほど経ったある日、その日は友人の誕生日だったのでお祝いLINEをしてみると、「実は今からホテルステイしに行くの!」と返信が。

後日その友人とお茶をした時に、誕生日のホテルステイの話を聞いてみました。

転職して休まらない日々、ふと「一人になりたい」

今回思い切ってホテルステイしてみようと踏み切ったきっかけは、転職。

仕事で環境が大きく変わったせいで、前の職場よりも人と関わる時間が増え、家で過ごす時間が減ったそう。そして、やっと家でゆっくりする時間ができても、新しい仕事のことばかり考えてしまっていたそうです。

自分の家にいても休まらない日々に、ふと「ああ、一人になりたい」。 そう思ったことから、誕生日に思い切って一人でホテルステイしてみることに決めました。

いざ、初めてのホテルステイ

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初めての一人でのホテルステイだったので、どんなホテルにすれば良いか迷い、最初は周りの人たちにおすすめのホテルなどを聞いてみました。

どんな基準でホテルを選んだ?

最終的に決め手となったのは、ホテルの施設やサービスが充実しているか。

「インテリアとか、おしゃれな空間にも惹かれたけれど、それだけだとホテルステイ初心者の私はホテルで何をしていいかわからなくなりそう。だったら、温泉とかレストランとか、一人でも楽しめるサービスが充実しているホテルが良いなぁって思ったんだよね。」

そこで彼女が選んだのが豊洲にある「ラビスタ東京ベイ」というホテル。ドーミーインを展開する株式会社共立メンテナンスが運営しています。

アーバンリゾートホテルをコンセプトとしたこのホテルには、最上階にはバーがあったり、その他にもジャグジー付き屋内プール、エステサロンなどがあり、ホテル内の施設はかなり充実している印象。

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部屋から見える景色の写真を見せてもらったのですが、東京湾が見渡せる夜景がとても幻想的でした。(写真はホテル周辺をお散歩した時に撮ったそう。)

ホテルのまったりとした日常

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ホテルではお風呂に入ったり、マッサージチェアでうだうだしたり、テレビをつけながらベッドでぼーっとし、夜はサービスの夜鳴きそばを食べたり。そんないつもの日常とは少し違った、ホテルでの日常を過ごした彼女。

ホテルのチョイスも正解で、最終的にはすごくリフレッシュできて良かった、と語っていました。

大人になって気づいたホテルの良さ

「ホテルが良いなって思ったの、意外と大人になってからかもしれない。」


「確かに、学生の頃は貧乏旅行でドミトリーに泊まったり、旅行は誰かと行くことが多かったから、一人でホテルに泊まることって意外と無かったよね。」


「そうそう、去年仕事で大阪に行ったんだけれど、その時初めて一人でホテルに泊まったんだよね。その時はすごい疲れてて、部屋に入った瞬間ホテルのベッドにバタンって倒れ込んだのがなんか良かったなぁ。あのこじんまりとした部屋の感じ。」


「ホテルの部屋で食べるコンビニ飯ってなんであんなに美味しいんだろうね。」


「やっぱりホテルって、なんか良いよね。」


ホテルステイの話をしていたら、いつの間にかホテルの話で盛り上がっていた私たち。その時に友人がこんな漫画を勧めてくれました。

「そういえば『おひとりさまホテル』っていう漫画知ってる?一人でホテルステイする女の子のインスタが元になってるんだけど、これ読んで、ホテルステイ良いなぁ〜って影響受けたのも結構あるかも。」

早速インスタ(@ohitorigram)を見てみたら、全国の素敵なホテルの写真と、ホテルの部屋や近場のカフェ、ディナーなど、“おひとりさま”でホテルでの日常を楽しむ写真が並んでいました。

家族やパートナー、友達がいたって、ひとりになりたい時がある。

また漫画は未読ですが、近々読んでみようと思っています。


やっぱりホテルって、なんか良いよね。