December 26, 2023

北海道新幹線に乗って冬の函館へ。

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北海道新幹線の期間限定の早割で、運良く新函館北斗までの新幹線が半額で予約できたので、かねてから行きたかった冬の函館へ。金曜日の夕方に仕事を早退して仙台駅へ向かいました。

新幹線を待っている間、初めて飲んだずんだシェイク(住んでいると意外と飲む機会がない)。

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函館まで二時間半の道のり。新しい刺繍の図案を描いたので、新幹線の中でチクチクしてました。フレンチノットステッチで雪のような花をイメージ。

新青森を越えると車内のアナウンスが東北新幹線から北海道新幹線に切り替わりました。奥津軽いまべつ駅に着くと辺りには雪が積もっているのが見えます。ここから青函トンネルを抜けて北海道へ。

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初めての函館。駅に着くとうっすらと雪が積もっていました。路面電車が走っている情景がどこか懐かしい感じ。

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五稜郭公園駅へ向かい、ホテルへチェックイン。五稜郭付近には飲み屋さんが色々ありますが、この日は温かいものが食べたくて、コンビニでおでんを買いました。おでんにはやっぱり日本酒です。

異国情緒を感じる街で、素敵な花屋さんとの出会い

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翌朝、ホテルに置いてあった観光パンフレットを色々もらってきてプランを練ります。北海道仕様のミクが可愛い。

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まずは路面電車に乗って十字街へ。いたるところに古い建物が残っていて、異国情緒を感じさせる街並みを見ながら歩くのがとても新鮮。この日は教会巡りをしました。

元町教会群には、カトリックの教会、プロテスタントの教会、正教会、と三つの教会が一つの地域にあります。教会によって建築の作りや中の雰囲気が違っていて、同じキリスト教でもこんなに印象が変わるものなんだな、と思いました。

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正教会があるのはおそらく函館がロシアと深い繋がりがあるからでしょう。教会近くにロシア料理のお店があって、お昼ごはんをここでいただきました。

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エゾジカのピロシキと、チキンストロガノフ、ケフィア。実はロシア料理をいただくのは初めてです。ここのお店のピロシキは揚げていないタイプのピロシキで、鹿肉も全然臭みがなく美味しかったです。

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教会に来る前に素敵な雰囲気の花屋さんを見つけて、午後に立ち寄ってみました。店員さんに旅行で来ていることを伝えたら、せっかく函館に来たのだったら、と函館産のラナンキュラスを勧めてもらいました。

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花瓶がないのでホテルの洗面所にあったグラスに生けてみました。旅先で花を買うという考えが今までなかったけれど、ホテルで過ごす部屋にお花を飾るのもいいですね。

雪を眺めながら読書をして過ごした日曜日

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日曜日は朝から雪が降っていました。晴れていたら函館山に登ってみようかなと思っていたけれど、この雪と風の中登るのは無理だと思い諦めました。

特に行きたい場所も浮かばず無印をふらふらしていたら、『暮しの手帖』初代編集長である花森安治さんの本が目に入って、ちょうどセールだったので購入。そのまま下の階に入っているスタバで読むことにしました。

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本を読み終えて、スナッフルスでチーズオムレットを買ってホテルへ一旦戻りました。しゅわしゅわと溶けていくような軽い食感で、何個でも食べれそう。

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チーズオムレットを頬張りながら刺繍の続きを進めました。

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夜はクリスマスのイルミネーションを見に、赤レンガ倉庫を訪れました。雪化粧をした赤煉瓦とその周りに生えているモミの木に、イルミネーションが加わって、幻想的な夜を映し出していました。

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赤レンガ倉庫の中にあるビアホールで函館の地ビールをいただくことに。

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男爵芋と塩辛の波止場焼きが、じゃがいもがホクホクで絶品。北海道は何を食べても美味しいなぁ。

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赤レンガ倉庫を後にすると雪は止んでいました。雪が積もった街並みを見てみたくて、寒かったけれど少し歩いてみることに。

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積もったばかりの新しい雪を踏み締めるとギュッギュッという感触がブーツから伝わってきます。誰も歩いていない住宅街はシンとしていて、私一人だけが取り残されたような気分。

路面電車の駅に着きしばらくすると、一人、また一人と列に人が加わっていきます。電車を待っていると、静かに雪がまた降り始めました。