August 12, 2023

初夏の甘い花の香りに誘われて。【ひとり旅、岐阜市で過ごす一日】

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下呂を後にし、高山本線に乗って二時間ほどで岐阜駅に到着しました。フェリーで仙台へ帰る前に岐阜市に一泊します。

今日は土曜日。仕事がお休みなので、岐阜市でまったり一人で過ごす予定。

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気になっているカフェがあるのでまずはそこに向かうことに。

路線バスに乗り、バス停「伊奈波通り」で降ります。少し歩いていたら、住宅街の一角で花の甘い香りが立ち込めていました。匂いのする方へ近づいてみると、深緑色の葉の上に白い花が咲いています。何の花だろう?

後で花の名前を調べようと思って、写真を一枚撮り、再び歩き始めました。伊奈波神社の参道に繋がっているこの通りは、ところどころ古い木造の建物が残っていて、なんだか趣があります。

住宅街に静かに佇む喫茶店「左岸」で、庭園を眺めながら

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バス停から歩いて数分、「珈琲茶館 左岸」が見えてきました。築130年以上も経つ日本家屋を改装した喫茶店で、店内を囲う大きなガラス窓の外では庭園に植えられた木々がそよ風になびいています。

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二人掛けのテーブル席に案内され、珈琲とチョコレートケーキを注文。飲み物が運ばれて来るまでの間、「そういえば」と、さっき見た花の名前を調べます。

花の名前を調べるサイトへ先ほど撮った写真をアップロードしてみると、画像解析の結果では「ヤエクチナシ」という名前らしいです。やはり、あの濃厚な甘い香りが特徴で、ちょうど今ごろの初夏の時期に花が咲き始めるようです。

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珈琲とケーキが運ばれてきました。ベルギーチョコレートを使用した自家製のケーキは程よいビターな甘さ。素敵な木造建築の空間を楽しみながら、ゆっくり読書をして過ごしました。

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お店を後にして、せっかくここまで来たので伊奈波神社に寄ってみることに。そしたら、途中で青い蜻蛉を見かけました。

木の温もりに包まれながら、本と向き合う時間「みんなの森 ぎふメディアコスモス」

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神社を後にして次に向かったのが、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。

日本を代表する建築家である伊東豊雄が設計した文化施設で、中には図書館や展示ギャラリー、交流センターが併設されています。岐阜市に来たら、ここの図書館は絶対来たいなぁと思っていました。

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この木製の格子状の屋根は、岐阜の県産材である「東濃ひのき」が使われていて、なんと一つ一つ職人さんが手作業で組み立てているんだとか。

なだらかな曲線を描いた木の屋根の下にいると、なんだかキノコの中にいるような、包まれているような、少し不思議だけど落ち着く感覚がありました。

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外に出たら、すっかり日が暮れていました。

図書館の本のラインナップもなかなか良かったです。気になった本を手に取って読んでいたら、気づいたら二時間くらい経っていました。木の温もりが感じられて、読書に没入できる環境。こんな図書館が身近にあったら良いなぁと思いました。

岐阜で作られた素敵なアイテムたちと出逢えるかも「THE GIFTS SHOP」

岐阜駅に直結しているアクティブGという商業ビルの2階に、「THE GIFTS SHOP」という素敵なアンテナショップがあります。

食品からお酒、雑貨、工芸品まで、岐阜県で作られている様々な商品を取り扱っていて、どのアイテムもデザインが洗練されていて、質の良い物ばかり揃っています。そこで買ったお土産を少しご紹介。

YAJIMA COFFEEのドリップパック

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岐阜市にあるカフェ「YAJIMA COFFEE」のドリップコーヒー。種類は、普通のブレンドとデカフェがあり、このデカフェの猫ちゃんのデザインに一目惚れ。ティーバッグ式のコーヒーなので、マグカップに入れてお湯を注ぐだけで楽ちん。次は店舗も訪れてみたいですね。

エッセンシャルオイル「HIDA」

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木工家具メーカーの飛騨産業が作っているエッセンシャルオイル「HIDA」。木材圧縮技術を活かした高圧水蒸気蒸留法で作られていて、飛騨の樹木をメインに国産の樹木から抽出した100%天然・無添加のエッセンシャルオイルです。

本当に良い香りで、森林浴をしている気分になれるのでとても気に入っています。寝る前に数滴デフューザーに垂らして眠りにつくと、ぐっすり眠れます。他の香りも試してみたい。